中枢性の視床下部障害についてのページです。

中枢性の視床下部障害

排卵障害の大部分が中枢性であり、そのほとんどが視床下部の障害だと言われています。
視床下部から放出される性腺刺激ホルモン放出ホルモンGnRHの低下によって、下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモンFSH・黄体形成ホルモンLHの分泌が障害されます。
この原因には、ストレスや急激な体重の減少があります。体重の減少は元の体重から20%以上の減少がみられると、GnRHの分泌が低下して排卵障害になり、ダイエットなどによる体重減少性無月経と、摂食障害の1つである神経性食欲不振症(過食・拒食・嘔吐などの異常)があります。いずれにしても原因となるストレスに対する、カウンセリングや生活指導、場合によっては精神科医に診てもらうことも不可欠です。
そのうえで、排卵誘発療法(クロフェミンの投与)や、ホルモン補充療法(ホルフストローム療法・カウフマン療法)を行いますが、長期的な治療経過が必要となります。

排卵誘発療法・ホルモン補充療法
クロフェミン弱いエストロゲン作用があります。
視床下部からのGnRHの分泌を高め、下垂体からのFSH・LHの分泌を促進して卵胞の発育を促します。
カウフマン療法卵胞期にはエストロゲンを、黄体期にはプロゲスチンが分泌されるように、通常の状態時と同じように、生理的な状態を促します。
ホルムストーム療法卵胞からある程度、エストロゲンが分泌される状態での症状に対して、プロゲスチン製剤を投与して排卵を促します。

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