機能性出血についてのページです。

機能性出血

機能性出血は、月経や妊娠時の出血・器質的出血ではないものを指します。
機能性出血は内分泌腺の異常によって、卵巣機能障害や無排卵などが生じます。
器質的疾患による出血が身体的治療を必要とするのとは逆に、機能性出血は、内分泌腺の異常が根本にあるため、その内分泌腺をコントロールしている、脳の中枢の部分に問題があり、身体的治療だけでは、不十分なことがあります。
心身症専門外来の例では、機能性出血を訴える患者さんの57例中、心身症が31例(54.4%)・神経症が7例(12.3%)・うつ病が1例(1.7%)・身体病が18例(31.6%)と報告されており、心身症・神経症・うつ病の方の合計は68.4%になります。
心身症では、さまざまな心理的・社会的な背景や、対人関係のトラブルなどが多く、また神経症の方は治療で一旦は出血が止められても、症状移動して再発してしまう例もあります。
身体病の方でも、心因はなくても、多発性硬化症などの全身疾患や身近なところでは、風邪や泥酔・疲労などが引き金となって不正出血を起こす場合があるようです。
こういった例からもわかるとおり、内分泌機構の異常は密接に関連している自律 神経機構の影響を濃く受けます。
内分泌腺の副腎のところでもお話しましたが、私たちの身体は、身体的、化学的、温度や湿度、精神的といったストレスの刺激を強く、または長く受け続ければそのストレスに身体を対応していこうと、活動性の神経が流れるようになっています。その自律神経の変化(血液の変化・神経の刺激・他のホルモンの変化)を内分泌機構はすばやく感じ取り、ホルモン分泌も多く分泌されたり、逆に分泌量が少なくなったりと、作用が変わってきます。

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