アロマテラピーについてのページです。

アロマテラピー

アロマテラピーとは、香り(アロマ)と療法(セラピー)を合わせた言葉です。
香りは主に水蒸気蒸留法という方法で、植物からとられるものです。
これが【精油】と呼ばれるものです。
香りは揮発性の分子(化学では、芳香族化合物といい、フェノールやクレゾールなどの成分です)が空気中を漂い、私たちが呼吸するとき、香りの分子は空気と一緒に鼻の中に入り、香りを感じることができます。
この香りの分子が大脳新皮質から辺縁系へ伝わり、記憶や感情に作用し、中枢部でコントロールされる自律神経系や内分泌系の調整をしていく方法をアロマテラピーといいます。

また、香りの刺激の伝達速度は非常に速く、痛覚に対する反応が0.9秒なのに対し、香りを認識する速度は0.15秒といわれています。
この反応が速いことは、脳の中枢部への認識が速く気分を和らげたいときなどには有効です。
わたしたちが普段得ている外界からの情報は視覚によるものがほとんどでが、この情報の記憶は、記憶したばかりのものは、詳細まで記憶していますが、時間が経つと段々薄れていってしまいす。
一方、香りの記憶は長い間消えない情報としてのこります。
ある香りを嗅いで、昔のある出来事や場面を思い出すということが、よくあるとおもいますが、これは、香りの分子が刺激する大脳辺縁系の情動や記憶の中枢として機能しているためです。

日本では採取される植物の時期や場所が一定ではないため、精油は雑貨扱いになってしまっていますが、科学的データや臨床による実証は確立されており、発祥地のヨーロッパではメディカルアロマとして、きちんとした医療行為に認められています。
心の健康を促したり、分泌線を刺激してホルモンの分泌を促進させます。神経や炎症の沈静化・不眠や胃腸の障害リラックスした気分やイライラ感の解消。
また、希釈して身体のトリートメントに用いることで、精油は皮膚を通して血中に流れ、細胞へ影響を及ぼします。
これは嗅覚を通しての脳への作用というよりは、直接皮膚への浸透によっての作用で、傷や火傷にたいする、解毒や炎症の沈静化・痩身の効果まであるということです。
このように幅広く有効に使える療法です。
現在の日本では、精油そのものは先ほどもお話した通り、雑貨扱いのため、誰でも入手できる品物となっていますが、植物とはいえ口に入ると、毒性を持つ精油や通経作用があり妊婦の方は注意しなくてはいけないものもあるので、その作用をしっかり理解したうえで、使用していくことが、万が一にも事故を起こさないために大切です。

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